笠岡市議会 > 1994-03-24 >
03月24日-05号

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  1. 笠岡市議会 1994-03-24
    03月24日-05号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成 6年  第 2回 3月定例会       平成6年第2回笠岡市議会定例会会議記録(第5号)            平成6年3月24日(木曜日)議事日程   午前9時30分開議  日程第1 諸般の報告  日程第2 委員会審査報告       ・総務文教常任委員会       ・民生水道常任委員会       ・建設常任委員会       ・産業常任委員会         議案第16号、議案第18号         議案第34号~議案第46号         請願第 2号、請願第13号 (委員長報告・質疑・討論・採決)         請願第 1号~請願第 4号         請願第 6号  日程第3 議案第47号  日程第4 議案第48号  日程第5 議案第49号~議案第54号                      (提案理由説明・質疑・討論・採決)  日程第6 議案第55号、議案第56号  日程第7 議案第57号  日程第8 発議第 2号  日程第9 請願の取り下げ  日程第10 請願第 7号          (委員会付託)  日程第11 常任委員会の閉会中の継続審査の申し出について  日程第12 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査の申し出について          ───────────────────────本日の付議事件  上記議事日程と同じ          ───────────────────────出席議員(25名)   1番  天 野 喜一郎 君         2番  山 下 邦 明 君   3番  山 本 健 三 君         4番  柴 田 武 臣 君   5番  石 田 英 人 君         7番  三 好 幸 治 君   8番  小 山 明 正 君         9番  守 屋   忠 君  10番  赤 田 博 志 君        11番  奥 野 泰 久 君  12番  栗 尾 順 三 君        13番  三 好 孝 一 君  14番  馬 越 昭 二 君        15番  幡 司 勝 治 君  16番  酒 井 宏 侑 君        17番  安 藤 輝 通 君  18番  角 田 新 市 君        19番  明 護 教 人 君  20番  明 石 和 巳 君        21番  赤 瀬   光 君  22番  岡 田 伸 志 君        23番  吉 井 照 典 君  24番  大 山 友 久 君        25番  原 田 梁 作 君  26番  山 本 憲 二 君          ───────────────────────欠席議員(0名)          ───────────────────────説明のため出席した者の職氏名  市  長  渡 邊 嘉 久 君      助  役  高 木 直 矢 君  収 入 役  藤 澤 良 房 君      教 育 長  仁 科 一 夫 君  水道事業管理者              企画財政部長高 木 昭 光 君        山 本   努 君  総務部長  藤 枝 正 則 君      民生部長  坂 本 正 志 君  建設部長  松 枝 保 夫 君      都市開発部長内 海 義 郎 君  産業部長  藤 澤   強 君      市民病院事務部長                             赤 木 靖 則 君  総務課長  佐 藤   勇 君          ───────────────────────事務局職員  局  長  佐 藤 俊 治 君      次  長  谷 本 嘉 彦 君  庶務調査係長井 口 和 光 君      議事係長  伊 藤   学 君  主  事  西 山 敏 昭 君          ───────────────────────            午前9時30分 開議 ○議長(山本憲二君) おはようございます。 さて、休会中は付託案件審査のため、委員会をお開きいただきまして大変お疲れであったことと存じます。日程も予定どおり運びまして、いよいよ最終日を迎えることができましたことは、皆様方の御協力によるもので厚く御礼を申し上げる次第であります。 ただいまの御出席は25名であります。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしておりますので御了承願います。 これより日程に入ります。          ────────────────────── △日程第1 諸般の報告 ○議長(山本憲二君) 日程第1、諸般の報告をいたします。 監査委員の執行した定期監査の結果についてでありますが、この写しをお手元に配付いたしております。これにより御了承いただきたいと思います。 以上、諸般の報告を終わります。          ────────────────────── △日程第2 委員会審査報告 ○議長(山本憲二君) 日程第2、委員会審査報告を行います。 これより議案第16号かさおか太陽の広場条例の制定についてを議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本案に対し、建設常任委員長の報告を求めます。 建設常任委員長、21番赤瀬光君。            〔建設常任委員長 赤瀬 光君 登壇〕 ◆建設常任委員長(赤瀬光君) おはようございます。 議案第16号かさおか太陽の広場条例の制定について、平成6年3月24日、去る3月11日の本会議におきまして、私ども建設常任委員会に付託されました議案第16号かさおか太陽の広場条例の制定についての審査結果を簡単に御報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る15日午前9時30分から第2議員控室において、執行部からは担当の部課長の出席を求めて開催しました。その結果は、全員一致をもちまして原案のとおり決定することを適当と認めたものでございます。 以下、審査過程で出た主な意見等を申し上げ、審議の御参考に供したいと存じます。 まず、基本的に料金を取らないということはいいことだが、料金を取らないことでかえって放任状態と申しますか、トラブルのもとになるのではないかといった意見がございました。執行部の説明では、現地の管理棟で使用申し込みをしていただき、利用してもらうということでございますが、トラブルが起こらないよううまく管理運営をしていただくようお願いしたわけでございます。 次に、キャンプファイヤーについて意見がありました。つまり、行為の禁止の中で、たき火は禁止されているが、太陽の広場では交流の場ということであるので、キャンプファイヤーぐらいは許可をして、交流を深めてもらえばいいのではないかといった意見であります。これに対して、子供がたく程度のキャンプファイヤーぐらいなら指導者によく注意をして、特に許可をする場合もあるというものでございました。 なお、執行部の考えといたしましては、当面は公園の利用率を上げていく方向で運用をし、今後一定の時期を待つ中で、種々検討を加えたいというのであります。 次に、マウンテンバイクにしてもローラースケートにしても、ターゲットバードゴルフにしても、ある程度危険が伴うので監視員を置くのかといった質問がありました。それに対しては、監視員を常時そこにつけておくわけにはいかないので、巡視員で対応するということでございます。 そこで、利用者、あるいは管理上、一定のルールが確定するまで、つまり最初の一、二年ぐらいは目につきやすいよう巡視員をふやしてはどうかといった意見がありました。 最後に、危険なニュースポーツをするわけだから、けがをした場合、市の責任はどうなるのかといった質問が出ました。市の過失責任とすれば、施設の管理、瑕疵があった場合、責任が入ってくるということでございます。事故が起こってからは遅過ぎますので、ですから市の施設に瑕疵があったから事故があったということのないよう、例えばマウンテンバイクのコース等の危険場所は重ねてチェックをしていただきたいといった要望でありました。 以上が審査過程で出た主な意見、あるいは要望でございます。 なお、この議案第16号は冒頭申し上げましたとおり、全員一致をもちまして原案のとおり決定することを適当と認めたものでございます。何とぞ、本委員会の決定に御賛同いただきますようお願い申し上げて報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決と決定いたしました。 次に、議案第18号ゲンキ笠岡定住化促進条例の制定についてを議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本案に対し民生水道常任委員長の報告を求めます。 民生水道常任委員長8番小山明正君。            〔民生水道常任委員長 小山明正君 登壇〕 ◆民生水道常任委員長(小山明正君) 去る3月17日の本会議におきまして、私ども民生水道常任委員会に付託されました議案第18号ゲンキ笠岡定住化促進条例の制定についての審査結果を報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る3月15日午前9時30分から委員会室におきまして6名の委員の出席のもとに開催をいたしました。しかし、本条例案には産業部の所管事項も含まれておりますことから、産業常任委員会との連合審査会といたしました。 産業委員会からは6名の委員さん全員の御出席をいただき、専門委員会としての御意見も参考とさせていただきました。 さて、審査に当たりましては、執行部から助役を初め担当部課長等の出席を願い、詳細な説明を受け、審査をいたしたところでございます。 その結果は、お手元の審査報告書のとおり、出席委員全員の賛成をもちまして原案のとおり決定することを適当と認めたものでございます。 しかしながら、当委員会といたしましては原案を認定するに当たり、審査過程で出てまいりました意見をもとに、次の4点について要望し、当局の前向きな御検討を願うものでございます。議員皆様には、この要望事項をもって審査経過の報告にかえさせていただきたいと存じますので、よろしく御了承賜りますようお願いを申し上げます。 それではまず、第1点目の要望を申し上げます。本条例の実施に当たっては、関係者に対して十分な周知を図り、いたずらに混乱を来すことのないよう、目的に沿った円滑な運用に努めていただきたい。また、交付申請手続はでき得る限り簡素なものとしていただきたい。特に、5年間の時限立法ということにつきましては、5年後に積極的な見直しをされるとのことでございますが、誤解を生じやすい部分でございますので十分なPRに努めていただくとともに、将来を展望する中で失効期限内に発展的な見直しを検討していただきたいと思うのでございます。 第2点目といたしましては、Uターン者等特例住宅等の取得にかかわる助成対象者の要件が、市外で離職して市内または通勤可能な市外の事業所等へ就職した者となっておりますが、定住することは明らかでございますので、離職を要件から外して緩和するよう御検討をお願いしたいと思います。 次に、第3点目といたしまして、市外在住の新卒者のUターン者Iターン者に対しても就職祝い金の支給を検討されたいことであります。 既に、市長より前向きな見解が表明されたところでありますので、よろしくお願いをいたします。 さらに、結婚による転入者に対する祝い金の支給についても検討をいただきたいと思うのであります。 最後に、第4点目といたしまして、これも既に市長から前向きな見解が示されたところでございますが、誘致企業の人事異動による転入者への奨励措置についての要望を申し上げます。転入は、実際には平成7年以降であることや、本条例の中での対応に無理な面もうかがえることから本条例とは別の制度を制定するなど、対応を御検討いただきたい。 以上、まことに簡単ではございますが、付託を受けました議案第18号ゲンキ笠岡定住化促進条例の制定についての審査結果を御報告申し上げました。何とぞ御了承を賜り、本委員会の決定に御賛同を賜りますようにお願いを申し上げまして報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番。 ◆16番(酒井宏侑君) 自席で失礼をいたします。私は、本案に賛成をするものでありますが、非常に画期的な条例制定がされるわけです。もう既に、マスコミ等でも取り上げられ、多くの市民にも関心事として条例制定以前にこれらのことに期待を寄せる市民の方が多くいらっしゃいます。そういった状況の中で、この条例の適用を受けたい、市外に転出しておられる方が転入をするという事態が現在かいま見られております。 そこで、これはそれぞれの部門部門で若干意思統一といいますか、そういった総合的なことができてないもんですから、例えば保育所へ入所するためにどうしても笠岡市内に転入しないと2人、3人と保育所に預ける場合に2人目以降が無料になるということから保育所ではそういう指導があったので慌てて転入をすると。実際には、転入をしてないのにそういう手続をとったと。ところが、4月1日以降であれば、このUターンの人に対するいろいろ助成措置というのが家賃を含めてあるわけです。それからさらに、保育所についてもそういう措置がとれるということが総合的に指導がされてないといいますか、条例制定されてないのに現場の職員にそういうことが十分伝わってないというのは当然かもわかりませんが、それほど市民の方が関心を持っておられるという中で、せっかく条例、こういうものができるんだということで市民の方がその辺まで十分理解をしないままに無理な転入をするというふうな事態もかいま見られます。 そこで、私は施行が本年度4月1日からになっておるわけですが、そういう状況をしんしゃくしてできるだけ条例の弾力的な運用を図っていただいて、この条例の趣旨が本当に生かされて、4月1日からはそのために、この条例のために転入をされた方がこれだけできたというふうなことにぜひしてもらいたいということで条例運用をできるだけ寛大な運用の仕方で、この条例の趣旨を生かしたことをぜひ図っていただきたいということを要望いたしまして、本案に賛成するものであります。 ○議長(山本憲二君) 25番。 ◆25番(原田梁作君) 自席から失礼します。私も本案には、委員長の報告には賛成をするものでございますが、今16番議員さんの御意見があったわけでございますけれども、先般の民水の委員会なり、民水、産業の合同委員会においてそれぞれ慎重な討議がなされ、さらに当局からは非常に前向きな発言もあったわけでございまして、ただ今回は4月1日から実施ということで、そこに直面をいたしておるわけでございますけれども、今16番さんが御指摘のように弾力的な、幅を持った運用をというふうな御意見でございますが、全くそうでございますけれども、やはり運用面で今のような形でまいりますと、あるいは中途においていろんなトラブルが起きるかもわからないことが予測をされるわけでございます。したがって、早い機会にやはり整った条例的なものを6月ぐらいな議会において、ぜひ御提案になって、かっちりとしたことで進めていただきたいということを意見として申し上げ、委員長の報告に賛成をいたすものでございます。 ○議長(山本憲二君) ほか、ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決と決定いたしました。 次に、議案第34号平成6年度笠岡市一般会計予算から議案第46号平成6年度笠岡市病院事業会計予算までの13議案を一括議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 各常任委員会から委員長の報告を求めます。 総務文教常任委員長、13番三好孝一君。            〔総務文教常任委員長 三好孝一君 登壇〕 ◆総務文教常任委員長(三好孝一君) 議案第34号平成6年度笠岡市一般会計予算のうち、私ども総務文教常任委員会に付託されました予算及び議案第43号平成6年度笠岡市土地造成事業特別会計予算の審査結果を御報告申し上げます。 ここで、あらかじめ御了承願っておきたいことは、内容、係数等については予算書や市長の提案説明、あるいは予算の概要説明書などに詳しく発表されておりますので、この際は割愛させていただきたいと思います。 それでは、審査の概要を申し上げます。 審査のための委員会は、去る14日、委員会室におきまして全委員出席のもとに開催いたしました。執行部からは助役、教育長を初め担当部課長の出席を求め、それぞれの費目について慎重に審査いたしました。 その結果は、お手元の審査報告書のとおり、全会一致をもちまして原案のとおり決定することを適当と認めた次第でございます。 以下、審査の過程、あるいは取りまとめの段階で出た意見や要望を要約して御報告いたします。 第1点目は、歳入全般についてでございます。市長の提案説明にもありましたように、引き続く景気の低迷により、市税収入及び地方交付税の伸びは期待できない厳しい状況下でございます。歳入の根幹をなす市税のうち、市民税は前年度予算に比べ3.6%マイナスの予算計上でございます。こうした状況下でありますだけに、十分御承知のこととは思いますが、課税客体の確実な把握と適正な課税、収入未済額の解消等財源の確保には万全を期していただくよう要望するものであります。 また、滞納整理におきましては、従来の方法では難しくなってきたということでありますが、納税者に税に対する理解と協力を求めながら、さらに努力していただきたいものであります。 なお、本年度は固定資産税の評価替えの年でありますので、納税者に混乱を来さないよう十分な配慮をお願いするものであります。 第2点目は、救急患者輸送対策についてでございます。 島地部住民にとりましては、患者輸送対策は何をおいても重要なことでございます。日ごろから迅速かつ適切な対応ができるよう体制の確立を図っておかねばなりません。 そこで、島民の不安を一掃するためにも行政において119番通報との連携による輸送体制の確立を図る必要があると考えるのであります。人命尊重の観点に立ち、早期にこの問題を解決していただきたいことをお願いするものであります。 あわせて、平成8年度には岡山市が消防ヘリコプターを導入し、県下一円をフォローするということでございます。これが実施されると、当市においても島地部の救急業務に大きな光明でありますので、それに合わせてヘリポート等準備、点検、整備を要望するものであります。 第3点目は、小・中学校のコンピューターについてでございます。コンピューターの利用については、私ども委員会では過去何回か論議してきたところでありますが、この際、コンピューター教科学習取り入れについて前向きに検討いただきたいのであります。このことが、コンピューターの導入の意義でもあり、また平成9年度からは大学入試の選択科目にもなるということでございまして、これにも対応した指導が必要になってくると思われるからでございます。今後、コンピューターソフトの充実を図り、要望に沿っていただくようお願いするものであります。 あわせて、コンピューターの購入に当たりましては、機種選定に十分注意を払っていただくよう要望いたします。 第4点目は、文化ゾーン構想についてでございます。将来構想として、生涯学習センターの建設が予定されておりますが、こうした文化施設が散在していては利用者にとって不便であり、また広く市民に利用していただけないと考えます。管理、運営の面、また市民の利便性からも市民会館を中心に施設を集約して市民会館一帯を市の文化ゾーンとして整備を進めていただきたいのであります。用地確保等の困難な問題もありますが、ぜひ実現方要望いたします。 あわせて、生涯学習センターは、広く英知を集めて最高のものを建設するよう、今から準備を進めてはどうか提案するものであります。 第5点目は、カブトガニ博物館開館5年記念事業についてでございます。記念事業としまして、本年度7月20日から8月31日まで大恐竜展、ダイノプラサが開催されますが、多くの人に喜んでもらえると同時に、国際交流の出発の場ともなるような企画運営にも配慮していただき、関係者一丸となってこの大会を大成功に導いていただきたいことを要望いたすものであります。 以上、5点の要望をいたし、本委員会に付託されました予算案につきましては、いずれも全会一致をもちまして原案のとおり決定することを適当と認めた次第でございます。何とぞ、本委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) 続きまして、民生水道常任委員長、8番小山明正君。            〔民生水道常任委員長 小山明正君 登壇〕 ◆民生水道常任委員長(小山明正君) ただいま議題となっております議案のうち、民生水道常任委員会に付託されました平成6年度会計予算に対する審査結果を報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る3月15日午前9時30分、さらに16日午前9時30分からの2日間、委員会室におきまして開催をいたしました。審査に当たっては、執行部からは助役を初め担当部課長等の出席を求め、1日目は7名中6名、2日目は全委員の出席のもとに開催をいたしました。 さて、審査は各款項ごとに適宜執行部から説明を受ける形で進めたわけでございますが、予算説明に先立ちまして5年度予算におけるそれぞれの要望事項への対応についての説明を聴取いたしました。 引き続いて、担当者からの詳細な説明を受けながら慎重に審査をいたしたところでございます。 その結果は、議案第34号は消費税については、これを認めないとする立場から、また議案第36号は国保税の値上げ案を予定した予算には賛成できないとして反対する委員があり、それぞれ賛成多数、その他の議案につきましては全会一致をもちましてお手元の審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり決定することを適当と認めた次第であります。 しかし、審査途上、あるいは審査結果の取りまとめの段階におきまして、各委員から種々の意見、要望がございましたので、これらの事項を集約し、当委員会の要望事項といたしました。これらにつきまして、報告を申し上げて御参考に供したいと存じます。 まず、第1点目といたしまして民生費関係で恵風荘の建てかえについての要望でございます。恵風荘の全面改築につきましては、前向きな取り組みがなされて、6年度での実施が計画され、期待をいたしていたところでございます。しかしながら、地元との合意の問題から1年延期のやむなきに至っておりますことは、まことに残念であります。関係者の一層の御努力によりまして、新しい施設が一日も早く完成しますよう期待をいたします。 2点目に、斎場の管理についての要望を申し上げます。斎場は、組合管理でございますが、本市も衛生費から負担金として支出いたしておりますので、あえて触れさせていただきたいと思います。かつて、最後のお別れに関する要望を申し上げた経緯がありますが、聞くところによりますと5年度予算で焼香台等を購入されておるようでございます。現在のシステムは、当初の建設計画時に十分協議されてのことと理解しております。このことによって、ホールが混雑したり、少し大げさではありますが施設の利用開始以来、培われてきた秩序に混乱を来すことのないよう十分な御配慮を願うものでございます。 第3点目は、ごみ処理対策と地球環境問題への取り組み姿勢について、二、三の要望を申し上げます。 まず、ごみ置き場の問題でありますが、ごみは文化のバロメーターと言われておりましたが、ごみ処理こそ文化のバロメーターと言えるのではないでしょうか。市内に文化施設は次々と整備されておりますが、街角のごみ置き場こそ我が笠岡の顔であります。ごみ置き場のあり方について、再考を促したいと存じます。 次に、粗大ごみの処理についてでございます。現在、本市は粗大ごみの収集業務を行っておりません。しかし、住宅事情等からこれの収集を望む声が非常に強いのも事実でございます。西部衛生施設組合の不燃物処理施設の稼動を機に、定期的な収集について検討されますよう要望いたします。 生活ごみ問題は、産業廃棄物問題と並んで地球環境に大きくかかわっております。さきの機構改革によって環境保全係は地球環境、自然保護思想の普及啓発に関する事務を取り扱うこととされ、従来の公害係から脱皮いたしました。セクト主義にとらわれることのないよう、環境整備課の連携を密にしながら、積極的に目的を達していただきたい。また、ごみ問題や環境問題への取り組みに当たっては、一般廃棄物処理対策審議会の構成を見直し、その機能を十分活用していただきたいと思います。 第4点目としまして、議案第36号国民健康保険事業特別会計予算についての要望を申し上げます。 6年度の国保税率については、まだ決定を見ていないところでございますが、引き上げを見込んでの予算が計上されております。63年度以来、据え置かれていたことを考えるといたし方ない面もありますが、アップ率を最小限度に食いとめる努力を願うものであります。加入者の国保制度への理解を深め、相互扶助意識や納税意欲の向上に努めるとともに、国、県への働きかけを強めて、歳入確保に一層の御努力をお願いしたいと存じます。 第5点目は、議案第45号水道事業会計に対する要望でございます。 本市の水道事業は、普及率並びに有収率が非常に高い上に、切望されておりますサッポロビールの開業時期も不透明であり、収入面での伸びも期待できません。加えて受水費が段階的に引き上げられているなど、非常に厳しい状況下におかれております。受水費と給水費の逆ざやというジレンマはありますが、現段階での赤字を最小限度に食いとめ、企業会計の将来に望みをつなげられるよう、管理者以下、職員一丸となっての企業努力を期待いたします。 最後に、議案第46号病院事業会計予算について要望でございます。 既に、提案理由にもございましたように、病院事業会計はまことに厳しい状況下での赤字予算であります。公的病院としての使命や、地域医療全体の制約の中で払われている職員の経営努力には敬意を表するところでありますが、累積赤字額は市民の寛容限度を超えようとしております。事ここに至っては、病院事務局だけではなく、市長以下、執行部全体の問題としてとらえ、病院のあり方を根本的に見直し、一から出直すための体制づくりから取り組んでいただくよう、強く要望いたします。 以上が、本委員会の要望事項でございます。何とぞ、本委員会の決定に御賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) 続きまして、建設常任委員長、21番赤瀬光君。            〔建設常任委員委員長 赤瀬 光君 登壇〕 ◆建設常任委員長(赤瀬光君) ただいま議題となっております議案のうち、私ども建設常任委員会に付託されました議案第34号平成6年度笠岡市一般会計予算の土木費及び災害復旧費のうち、土木施設災害復旧費と、議案第41号平成6年度笠岡市下水道事業特別会計予算についての審査結果を簡単に報告いたします。 審査のための委員会は、去る15日午前9時30分から第2議員控室において開催いたしました。審査に当たりましては、担当部課長の出席を求め、各費目について説明を聴取し、慎重審査をいたした次第でございます。 その結果は、議案第34号の中で当委員会に付託されたものは、歳出だけであるので賛成だが、議案第41号については歳入があり、その中に下水道使用料、手数料があり、それには消費税が転嫁されているので反対であるといった委員が1名ございましたので、議案第34号については全員一致、議案第41号については賛成多数ということでいずれも原案のとおり決定することを適当と認めたものでございます。 以下、審査の過程で出ました3点の要望を委員会要望といたしましたので御報告申し上げ、御参考に供したいと存じます。 まず、第1点目は道路維持についてでございます。道路維持費につきましては、全体では前年度より少しアップとなっていますが、それは作業用ダンプ購入等のためアップしているのであり、道路維持修繕工事費、あるいは道路維持修繕材料費などについては、かえって前年度より減額となっています。このような維持修繕費につきましては、市民生活に密着した道路の整備を図るものであり、市民には直接関係があり、非常に関心の高いものとなっております。そういったことから、維持修繕についてはもっと重みをもって増額をするような方向で検討していただくことを要望いたします。 次に第2点目は、自然災害防止事業についてでございます。現在、自然災害防止事業に認定されたら工事を施工した場合、起債対象となり、さらにそれの起債の償還については30%が地方交付税に算入されるという制度があります。この自然災害防止の事業の窓口は総務部でありますが、このような箇所は建設部でないと把握しにくいため、この制度が有効に利用されていない嫌いがあります。そこで、総務部と建設部とが連携を密にして対応し、窓口を一本化してこの制度を有効に利用していただくことを要望いたします。 第3点目は、十一番町の遊水地についてでございます。これにつきましては、昨年も周辺整備について要望したところでございまして、現在くいを打ち、鉄線を張って対応されております。現在、十一番町緑道公園が鋭意努力され、完成に近づきつつあります。せっかく緑道公園がきれいに整備されても、ちょっと目を横に向けたら遊水地にはごみや発泡スチロールなどが散乱していて、非常に見苦しい状態であるといったようなことになっては困ります。そこで、この遊水地も緑道公園の一端と考え、整備されてはどうかと考えるわけでございます。例えば、現在遊水地のイチジクの木を植えている部分を整備するとか、あるいは遊水地はもう必要でないということも聞くことから、可能であれば埋め立てるとかして、抜本的な整備を考えていただきたいということでございます。 以上、3点が本委員会の要望事項でございます。何とぞ、本委員会の決定に御賛同いただきますようお願い申し上げて報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) 続きまして、産業常任委員長、5番石田英人君。            〔産業常任委員長 石田英人君 登壇〕 ◆産業常任委員長(石田英人君) 去る3月11日の本会議におきまして、私ども産業常任委員会に付託されました平成6年度笠岡市一般会計予算のうち、我々に付託された予算、平成6年度笠岡市農業共済事業特別会計予算並びに平成6年度笠岡市工業団地造成事業特別会計予算の審査の結果を御報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る14日午前9時30分から第2議員控室におきまして全議員が出席のもとに、執行部からは産業部長、建設部長及び関係各課長の出席を求め、昨年度の要望事項に対する対応状況について報告を受けるとともに、それぞれの費目にわたって新規事業を中心に説明を聞き、慎重に審査をいたしました。 その結果は、3議案とも全員一致をもちまして審査報告書のとおりいずれも原案どおり決定することを適当と認めたものであります。 以下、議案第34号平成6年度笠岡市一般会計予算のうち我々に付託されました予算外2件につきまして、審査の過程、あるいは取りまとめにおいてなされました意見なり要望の中から4点を本委員会の要望として申し上げ、報告にかえさせていただきます。 まず、第1点目は笠岡中央内陸工業団地全区画の早期誘致についてであります。去る11日の本会議において工業団地の5区画の財産処分が議決されたところでありますが、残るところの1区画は交渉中と聞いておりますが、それを含め4区画について早期に企業の誘致を願うものであります。バブルの崩壊以来、不況はあらゆる業種に及んでいます。こうした状況下で、企業としても設備投資、規模拡大等、立地には相当に慎重になっていると思いますが、交通、環境面等笠岡のよさをアピールし、誘致に最大限の努力をしていただくことを要望いたします。 2点目は、島地部へお出かけ願う観光用駐車場の整備でございます。岡山県から無償借与を受け、観光駐車場整備費が予算化され、観光者受け入れのための整備が整いつつあり、執行部の努力に敬意をあらわすところであります。しかしながら、現在計画中の県有地から住吉港、伏越港へ行くにも、歩いて行くにも若干の距離を感じます。観光者の利便性を考慮し、両港に近いところの遊休地の有効利用、また工夫などの庁内関係部署はもとより、関係機関と連携を密にしていただき、駐車場の確保に一層の努力をお願いをいたします。 3点目は、観光用便所の掃除や維持管理についてであります。市内に公衆便所が三十数カ所あり、うち産業部所管、いわゆる観光便所が20カ所あります。保守掃除等維持管理について大半を各地区の観光協会へ委託をしているのも、これまた御案内のとおりであります。笠岡市民はもとより、観光客、神島めぐり、大仙院の縁日、社用等々笠岡を訪れ、公衆便所を利用される方は多種多様であります。便所はそのまちの文化のバロメーターと言われております。利用者が清潔で快適な環境で利用できるよう、管理委託先の指導、また利用に耐えにくい施設の改良等十分な維持管理に努めていただくよう要望いたします。 第4点目は、山林における防火林の管理であります。過去3年間で毎年3件程度の山林火災が発生しております。これらの火災は、幸いにして大事には至りませんでした。しかし、大火災を未然に防ぐ意味から、山林における防火林の管理は必至であります。現在の防火林は、昭和47年から54年にかけて、関戸地内から吉田地内、また尾坂地内に国庫補助事業の防火林造成事業によりそれぞれ施行されております。この補助金は、昭和54年度でなくなったと聞いておりますが、今後の管理において関係機関と協議しながら防火林の管理に取り組んでいただくことを要望いたします。 以上、申し上げました4点が本委員会の要望事項でございます。何とぞ、本委員会の決定に御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 13番三好孝一君。 ◆13番(三好孝一君) 産業常任委員会の審議の中で、内陸工業団地のことなんですけども、宣伝のことについて早期に売らなければならないと言われたんですが、宣伝の方法ということは言及されたかされないか、もしどっちでも。あと、要望でまた言いますので、されたかされんかだけをちょっと、宣伝。要望をつけて言うたらいけんのんか。 ○議長(山本憲二君) 産業常任委員長、5番石田英人君。            〔産業常任委員長 石田英人君 登壇〕 ◆産業常任委員長(石田英人君) 13番の三好孝一議員からの質問でございますが、商工観光課、あるいは産業常任委員会の中で一応協議をいたしておりますが、これから早期実現に向けて我々も努力をしておるわけでございまして、御理解を願いたいと思います。 以上です。            (13番三好孝一君「宣伝は」と呼ぶ) 宣伝の方は、具体的にしていないと思いますけれども、これは産業部の方で御回答願いたいと思います。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 13番。 ◆13番(三好孝一君) これは、当局に聞いておいていただきたいんですが、きのう私も団地入り口、これは公道、公の道から見えるところは1カ所あるわけでして、ここが工業団地だということで、石のいい内陸工業団地という入り口、地名はあるんですが、車をとめてそばへ行かなければわからない。あそこへ、公道へ見えるように、これが笠岡工業内陸団地と、大きい看板でただいま6区画売れた後、4区間受付中というようにして、人目につけなければひょっと通りょうる人があっこを見て、ここが笠岡工業団地かというふうに理解ができるんじゃないかというふうに思いますが、広く宣伝するということは、買う買わんは別にしても。それから、あそこはナリス化粧品ですか、一番見やすいとこにありますので、これは自社において自社の宣伝の看板を立て、建設予定地というようになったら景気づけがいいんじゃないかなと思いますので、当局において検討されてやっていただきたいなと思うております。 以上です。賛成であります。 ○議長(山本憲二君) 16番酒井宏侑君。 ◆16番(酒井宏侑君) 私は、一般会計議案第34号から企業会計議案第46号に至るまでのうち、議案第35号平成6年度笠岡市住宅資金貸付事業特別会計と、議案第37号平成6年度笠岡市老人保健特別会計の2議案については、賛成の立場を表明するものでありますが、議案第34号、さらに議案第36号、38号以下46号までは、残念ながら賛成できない立場であります。 非常に不況の中で税収が落ち込んでいるという中で、繰入金約20億円近いものを投入して市民の要望にこたえるために積極的な予算編成をされていることには敬意を表しますが、残念ながらこれらの会計には消費税の転嫁がされていることが極めて残念であります。もう消費税は定着しとんのに、もう言うなというふうにおっしゃられるかもわかりませんが、決してそうじゃありません。法律が施行されているから、皆さんは仕方なしに3%の消費税を払っているわけです。しかも、マスコミ等でもう定着されているというふうな報道がされるやいなや、既に消費税値上げ構想が打ち出されているではありませんか。この消費税というのは、とりもなおさず非常に逆進性の強いもので、金持ちには非常にいいんだが貧乏人には非常に重い税金だというふうに言わざるを得ません。したがって、私どもは消費税の廃止をあくまで目指して頑張りたいと思いますが、そのような消費税が添加がされてるということについては、残念ながら賛同するわけにはまいりませんので、議案第35号と37号を除いて、反対の立場を表明するものであります。 以上です。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) これより議案を分割いたしまして採決いたします。 34号、36号、38号、39号、40号、41号、42号、43号、44号、45号、46号の議案を一括し、起立により採決をいたしたいと思います。 お諮りいたします。 議案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、11議案は委員長の報告のとおり可決いたしました。 次に、残る2議案を採決いたします。 お諮りいたします。 議案に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、2議案は委員長の報告のとおり可決と決定いたしました。 約10分間、休憩いたします。            午前10時33分 休憩            午前10時46分 再開 ○議長(山本憲二君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。 次に、請願第2号北木島大浦・南浦地区コミュニティーハウス建設に関する請願についてを議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本案に対し総務文教常任委員長の報告を求めます。 総務文教常任委員長、13番三好孝一君。            〔総務文教常任委員長 三好孝一君 登壇〕 ◆総務文教常任委員長(三好孝一君) 昨年6月16日の本会議におきまして、私ども総務文教常任委員会に付託されました請願第2号北木島大浦・南浦地区コミュニティーハウス建設に関する請願についての審査結果を御報告申し上げます。 審査のための委員会は、昨年6月17日、9月20日、12月15日、そして本年1月14日、3月14日と都合5回にわたり委員会室におきまして助役、教育長、関係部課長の出席を求め開催し、慎重に審査をいたしました。その結果は、お手元の審査報告書で報告のとおり、賛成多数をもちまして本請願を採択することを適当と認めたものでございます。 以下、審査経過の概要を御報告いたしますので、審議の御参考にしていただきたいと思います。 御案内のとおり、本請願は前北木小学校跡地をコミュニティー施設用地として確保し、そこに大浦、南浦地区のコミュニティーハウスを建設してほしいというものでございまして、この敷地は約3,300平方メートルのまとまった土地であり、地元としてこの土地の有効利用を考えた結果、今回の請願になったものでございます。 まず、第1回目、6月17日の委員会の状況から御報告申し上げます。 当日は、審査に先立ち、執行部の皆さんにも同行を願い、現地視察を行い、現地の状況並びに地区の関係者の方々にもお会いし、実情を聴取するなど、請願の内容を把握して審査に入りました。 当局の説明の中で、跡地の利用は町の活性化につながる利用でなければならないとした考え方を持つ中で、具体案を協議する前の段階で、この請願が出てきたことに対し、地元としてこれが一番の有効利用なら、市としても願意に沿ってあげるべきではないかという考え方が披瀝されました。あわせて、実務段階での問題点も説明がありました。その問題点は、コミュニティーハウスの建設は総務部の所管に属するわけで、この請願が採択となった場合、対応することとなるが、現時点ではこの土地は教育財産となっており、普通財産に移管する手続がいまだできないわけであります。その理由は、学校敷地にかかわり、1、民地との境界、2、学校敷地内を個人の水道パイプが通過していること、3、個人の宅地への出入り道の確保、4、個人の学校所有井戸の使用、5、土地の名義変更2件と、計6点の未解決事項を残しており、教育委員会の方で鋭意取り組んでいるが、解決に手間取り、普通財産への移管手続がおくれているものでございます。 審査中の主な意見を紹介いたしますと、1、願意に沿ってあげたいが、この敷地は将来豊浦越えの道路問題にもかかわる土地でもあり、もろもろの問題を解決した上で採択にもっていってはどうか。2、北木大浦地区には、離島センターがあり、屋上屋を重ねるのはいかがなものか。3、市が地元の要請をそのまま受けるのではなくして、将来の学校、道路問題を十分検討し、もっと土地が生きてくる有効利用計画を検討してほしいといった意見が出ました。結果は、まず問題点を解決してもらってからという趣旨のもと、継続審査といたしました。審査が長引きましたのも、この土地問題及び学校井戸使用に起因するものでございまして、御了承賜りたいと存じます。 続いて、2回目を9月20日、全委員及び執行部の関係者出席のもと開催いたしました。結論は、問題点の解決状況の報告を聞く中で、道路問題は別にしても学校敷地に関する未解決事項の全面解決を待った上でという意見から継続審査となりました。 3回目は、12月15日、1名の委員さんの欠席はございましたが、前回に続き、処理状況を聴取しながら審査いたしました。 意見では、結論が長引いているのは土地問題にあるわけだが、これを待っていると話は前に進まない。打開策として、2筆にまたがる学校敷地のうち、問題点のある1筆を切り離し、問題のない1筆の方の土地を普通財産に移管してでも、早期に採択をといった意見に対し、一方ではやはり今後この土地利用を考えた場合、この際、一気に解決しておいた方がベターであるとした意見が大勢を占めたわけでございます。 4回目は、本年1月14日に開催いたしましたが、状況報告を聴取するにとどまりました。いよいよ去る3月14日、第5回目の委員会におきまして、冒頭申し上げましたような結論を見たわけでございます。もともと本請願の趣旨には、賛成とした意見が強かったわけでございますが、今日まで結論に至らなかったのは委員会審査状況をるる報告したとおり、土地及び学校井戸の使用の未解決、この点にあったわけでございますが、ここに来てようやく6点のうち4点が解決、またはその見込みがつき、残る2点は土地の名義変更の2件だけとなりました。2件の土地は、学校敷地に隣接し、所有者との了解の上で既に学校用地として扱われてきておりますが、移転登記ができていなかったわけであります。そのうちの1件は、面積約10平方メートルの土地でございまして、登記手続にまだまだ時間を要すること。残り1件は、面積50平方メートルでありますが、市の土地と個人の土地を交換して、個人の土地を学校用地にしておりますが、市が個人に渡す土地が筆界未定ということから、交換の登記ができないためであり、この解決は非常に難しく、これを待っていては請願の趣旨に沿えないことから、これらの土地問題は引き続き努力願うこととして、委員会といたしましてはコミュニティーハウスの計画に当たっては、将来敷地の中を道路が建設されることも予想されますので、その点十分考慮した上で地元要望にこたえていただくべく、本請願を賛成多数をもって採択した次第でございます。 なお、反対意見の理由は未解決の土地問題に心配があるということから、この解決を待ってからというものであります。 以上、おわかりにくかったとは存じますが、付託を受けました請願第2号北木島大浦・南浦地区コミュニティーハウス建設に関する請願についての審査結果を御報告申し上げました。何とぞ御了承を賜り、本委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより請願第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり採択と決定いたしました。 次に、請願第13号病院給食の患者負担の改悪に反対し、患者給食の充実と改善を求める請願についてを議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本案に対し民生水道常任委員長の報告を求めます。 民生水道常任委員長、8番小山明正君。            〔民生水道常任委員長 小山明正君 登壇〕 ◆民生水道常任委員長(小山明正君) 去る12月21日の本会議におきまして、私ども民生水道常任委員会に付託されました請願第13号病院給食の患者負担の改悪に反対し、患者給食の充実と改善を求める請願についての審査結果を報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る1月27日の午後1時30分、2月15日の午前10時35分、さらに3月16日の午前9時30分からの都合3回、委員会室におきましてそれぞれ全員出席のもとに開催をいたしました。審査に当たりましては、執行部から助役を初め担当部課長等の出席を願い、資料等の提供を受けました。また、紹介議員からの補足説明を聞くなど、慎重に審査をいたしたところでございます。その結果が、お手元の審査報告書のとおり多数意見をもちまして採択とすることを適当と認めたものでございます。 それでは、審査経過を簡単に報告申し上げ、審議の御参考とさせていただきたいと思います。 まず、第1回目の1月27日でございますが、当日は診療報酬制度の改正の内容というか、厚生省の意向、あるいは病院団体とか栄養士会等の意向、そういったものがどういうふうに動いているのかというようなことの確認をいたしました。そうした中で、ほとんどの委員さんがいましばらく勉強したいということで継続審査となりました。 続いて第2回目の審査は、2月15日に行ったわけでありますが、この間、2月8日には大蔵大臣と厚生大臣の事前折衝で、6年度の診療報酬改定について合意がなされるなど状況の変化があり、当日はそういったことも念頭において審査をいたしました。そして、結論を急ぐ声もありましたが、この請願は医療保険審議会建議書の中の1項目のみをピックアップしたものであり、トータル的な論議が必要だとする意見、さらに採択して意見書を出した場合に、どういう影響があるか慎重に検討するべきだとの意見があり、さらに継続審査といたしました。 さて、3回目の審査は3月16日でございますが、当日はさきの2回の審査を踏まえて慎重に結論を出したわけでありまして、その結果は多数意見をもって不採択と決定したものでございます。しかしながら、1名の委員からは医療は最終的に国の責任である。今回の制度改正は、この公の責任をなし崩しにする突破口であり、ぜひとも願意を酌むべきだとして採択とする意見がございました。 また、不採択を適当とする意見としては、制度改正には低所得者に対する配慮も盛り込まれているし、既存の生活保護制度や特定疾患に対する措置等、弱者救済の制度があるので、病院給食の患者一部負担の導入は弱い者いじめとはいえないとしたものや、請願事項の項目間に矛盾があるとしたものがございました。 そこで、不採択を適当とした理由でございますが、本請願は今回の医療保険制度改正の一部分のみを取り上げた内容であり、これだけを見た場合にはうなづける面もあるわけでございますが、制度全体からトータル的に見た場合には、願意を酌みがたいとしたものであります。ちょっと御参考までに厚生省の医療保険関係の今後の改正方向に触れてみます。 まず、第1番目に付添看護・介護にかかわる給付の改革、2番目として在宅医療の推進、3番目に入院時に係る保険給付の見直し、4番目に出産育児一時金の創設等であります。 以上、まことに簡単ではございますが、付託を受けました請願第13号病院給食の患者負担の改悪に反対し、患者給食の充実と改善を求める請願についての審査経過と結果を報告申し上げました。何とぞ、御了承を賜り、本委員会の決定に御賛同くださいますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番。 ◆16番(酒井宏侑君) 本請願に対する委員長報告は不採択ということでありますが、私はぜひ採択をしていただきたい、このように考えて意見を述べるものであります。 中央医療審議会等で、これからの国民の医療のあり方については、十分論議をされているわけです。そうした中で、先ほども委員長の報告の中にありました4点の今後の方向づけを考えていこうと、こういうことが出されております。付添看護の問題、在宅医療の問題、さらには入院時の問題や出産等の問題、この4点についてでありますが、私はこの方向というものはいずれも現在の医療保険制度を抜本的に改悪していこうという姿勢があるということを指摘をせざるを得ません。それは、これからの高齢化社会に向けてお年寄りの医療というのを一体どうするかというふうな角度からさまざまな論議が展開をされていることは事実であります。しかし、そうした中でいずれにしてもそのお年寄りの今後の老後の医療をどうするかということからこのような付添看護の問題であるとか在宅医療の問題が審議をされてるわけです。そうした中で、病院の給食というのを家におっても御飯を食べるんではないかという発想から、つまりは病院給食というのを治療としての一環、いわゆる病院が治療食というのがありますから、責任を持って病院給食については医療の範囲として位置づけてこれまできたわけですが、それを極端に言うと家におっても食べるものだからということで、安易にこれを外してきたという経過があります。ここが、つまりは問題であるというふうに指摘をせざるを得ません。 かって、老人医療が導入された際には、お年寄りの人はほとんど無料で入院でありましたが、一部負担が導入をされました。さらに、ここで1日800円の負担ということが改悪がされようとしているわけです。もちろん、非課税世帯等については660円というふうな一定の低所得者に対する配慮はありますが、おしなべて800円、つまりお年寄りが病院に入院すると月に確実に4万2,000円以上のお金を支払わないとおらしていただけない、こういうふうになっているわけです。 さらに、今後の方向として例えば今の6人部屋というのは4人部屋に減らしていく。非常に充実したように見えるんですが、逆にそれは余った分は差額ベッド料をいただきますよというふうな方向に改悪をしていこうというふうなことが、既にこの4点の中にも盛り込まれているようであります。私は、今後の医療保険制度を考える際に、まず給食から第1番目に突破口を開いていこうという姿勢がありありとしているのがこの問題であるというふうに指摘をせざるを得ません。そのうちに、いろいろ家におってもこれは同じように使うもんだからというふうなことで、どんどんと改悪が持ち込まれて、ついには金がないと病院にかかることができない、入院することができない、そういうことになってしまうのではないか、このことを懸念するものであります。したがって、将来の我々の老後のこともしっかり見きわめ、また医療保険制度がどうあるべきか、こういう角度からもう少し慎重に検討していただく必要があったというふうに言わざるを得ません。どうか、患者給食の負担を10月から導入ということになっておりますが、ぜひそのようなことのないように、安心して病院に入院ができるためにも不採択とするのではなくて、採択としていただきたいということを要望いたしまして、私の意見とさせていただきます。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより請願第13号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決定されました。 次に、請願第1号地方バス生活路線運行維持補助制度の改善を求める請願について及び請願第2号消費税率引き上げ反対、消費税の廃止と食料品非課税を求める意見の提出に関する請願についての2件を一括議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本意見に対し、総務文教常任委員長の報告を求めます。 総務文教常任委員長、13番三好孝一君。            〔総務文教常任委員長 三好孝一君 登壇〕 ◆総務文教常任委員長(三好孝一君) 去る3月11日の本会議におきまして、私ども総務文教常任委員会に付託されました請願第1号地方バス生活路線運行維持補助制度の改善を求める請願についての審査結果を御報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る3月14日午前9時30分から委員会室におきまして全委員の出席のもと、執行部からも担当部課長さんの出席を願い開催いたしました。その結果は審査報告書のとおり、全員一致をもちまして採択とすることを適当と認めた次第でございます。 以下、審査の経過や概要を御報告いたしますので、審議の御参考にしていただきたいと思います。 まず、審査に当たりまして紹介議員さんから請願の内容説明を受け、さらに担当部長から補助制度の概要、市内バス業者への対応状況などを聴取して審査に入りました。 この請願の趣旨につきましては、他に移動手段を持たない高齢者や通学児童・生徒にとりまして地方バス路線は唯一の交通手段であるものの、過疎化の進行及びマイカーなどの大幅な普及から、業者にとっては路線の維持が非常に困難になっていることから、運行の維持ができるよう現行補助制度の改善を求めているものでございます。 審査中の各委員の意見を集約いたしますと、採算ベースに合わない路線は廃止、縮小が予測され、直接住民生活に支障を及ぼすことが危惧される。利用者の足を確保するための現行水準の運行維持、さらには増便を図ることが望まれる。そのための補助制度の改善要求は理解できるというものであります。 結果は、住民の交通手段の確保の観点から、あわせて関係者におかれましては今後いっそう公共交通機関としての使命を認識され、地域の発展に寄与していただきたいことをお願い申し上げ、この請願を了とし、冒頭申し上げましたように、全員一致をもちまして採択した次第でございます。 なお、今回もまた本請願が皆様方の御賛同により採択されましたならば、我々総務文教常任委員会のメンバーをもって意見書を発議させていただくことを予定いたしておりますので、あわせて御了承願いたいと思います。 引き続き、請願第2号消費税率引き上げ反対、消費税の廃止と食料品非課税を求める意見書の提出に関する請願についての審査結果を御報告申し上げます。 本請願もさきの第1号同様、去る3月11日の本会議で当委員会に付託されたものでありまして、審査も同じく第1号に続き行いました。 その結果は、審査報告書のとおり、全員一致をもちまして不採択とすることを適当と認めた次第でございます。 以下、審査の経過や概要を御報告いたしますので、審議の御参考にしていただきたいと思います。 まず、紹介議員さんから趣旨説明を受けて、審議に入りました。 審査中の意見は、市議会になじまない。また、この請願には反対だ、税の直間比率は50%が望ましい。また、ある新聞報道のアンケートでは、70%近い人が消費税を認めている。食料品非課税は賛成だ、このことは理解する。高齢化社会に向かい、いずれかの方法で財源は考えなければならない。廃止より不公平税制の見直しが必要だ。消費税をなくすることにより、大口納税者が負担していた税が国民の負担に降りかかるのではないか。逆に消費税アップをしてもいいのではないか。行政需要の増加に対する税負担は必要である。軍事費等を見直しすることにより対応できるということも、この廃止問題にすりかえることは難しいといったことでございます。 以上の審査過程での意見を集約いたしまして、委員会といたしましては、既に消費税は国民に理解されており、また行政需要増加に伴う税負担は必要である、さらにはこの問題は地方議会になじまないとした理由により、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもちまして不採択といたしました。 その中で、食料品非課税問題につきましては、理解できるとした意見とは逆に、年収3,000万円以下の弱小農家を初め、食品製造業者いじめだとする意見もあったことを申し添えておきます。 何とぞよろしく御審議の上、本委員会の決定に御審議を御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番。 ◆16番(酒井宏侑君) どうもことごとく不採択でありますので、極めて残念でありますが、不採択とするのではなくて、ぜひ本請願を採択としていただきたい、このようにお願いをするものであります。 ちょうどきょう、これは埼玉県議会が開かれて、恐らくこの「消費税引き上げ反対を求める請願」というのが採択をされる予定になっております。埼玉の去る15日の財政総務委員会では、社会党や公明党の議員さんを含めまして全員一致でこの請願を採択、消費税の引き上げを行わない、そして2点目が食料品を初めとする生活必需品を非課税とする、この2点を求めたものであります。 私も、請願趣旨は3点、それに加えて消費税廃止もお願いしていたわけですが、前段の2点だけでも採択してもいいのかというふうな紹介議員への紹介がごさいましたので、そうされてもぜひよろしいですからお願いするという趣旨のことを申し述べたわけであります。 消費税というのは何回も言うようですが、非常に逆進性の強いものであります。収入別に見た実収入に占める消費税の負担割合というのが──これは大蔵省が1993年に作成した資料なんですが、年収が312万円の家庭ですと消費税の占める率というのは2.11%。ところが、1,116万円になると1.56%というふうに収入に対する消費税の支出というのが所得の高い人ほど有利になる、所得の低い人ほど高いものになる。いわゆる逆進性なんですね。 本来、納税というのはその逆であって、所得の低い人は低い税金、高い人は高い税金というのが税本来の姿でありますが、消費税はその全く逆になっているわけです。一見平等のように思いますが、実は所得から見るとそういうふうになっているということを指摘をまずしておきたいと思うんです。それをさらに、夜中に突如として細川総理が、消費税を国民福祉税に変えて7%に引き上げようという構想が打ち出され、翌日すぐに撤回をされましたが、その増税構想はいまだに消えてるわけではありません。ことしの年内にはそういった問題についても決着をつけようというふうな方向で増税の意向が示されているわけであります。 私は確かに財源問題ということで、行政需要が今増加するから消費税をふやさなければならないというふうなことを理由にされておりますが、私はこれは人間の知恵であって、別に消費税をふやさなくても、例えば現在支出をしている分野を削減することによっても将来の老後のために支出をできるお金というのは十分あるわけでして、消費税が導入をされた際には、高齢化社会を迎えるに当たってお年寄りの福祉というふうなことが盛んに言われましたが、ふたをあけてみると、福祉関係の予算というのは消費税の伸びだけの伸び率を示してないということが明らかになってるわけですね。 つまり、福祉目的税と名前をいかに変えようが、上がった税金が直ちに福祉のために使われるというふうな仕掛けにはなってないわけです。その点をぜひ、これまでの消費税導入の足跡を振り返ってみても一目瞭然であろうかと思います。 さらに、食料品の非課税にするという問題は、これは、皆さんはそれぞれ政党に属していらっしゃらない方もおられると思いますが、全部の政党がさきの総選挙で公約をしたことなんですね、食料品を非課税にするというのは。そういったことからも、私は良心的な議員さんが食料品非課税の問題を提起をされていただきましたが、残念ながら不採択になってるんですが、少なくとも現行消費税の食料品の非課税というのはぜひ実現してもらいたい。人間は、最小限の問題として物を食べなければ生存をすることができないわけです。その生存の根源にまで税金をかけるというのはやはりいかがなもんかというふうに思うわけです。 かって中世のヨーロッパで、殿様が税金を何とか取りたい、空気税を取ろうではないか、その家の窓の大きさによってひとつ税金を取ろうというふうな、おとぎ話のような話がごさいましたが、いろいろと考えてみて、確かに人間は息をしないと生存ができませんが、そのために窓の大きさによって税金を取るというふうな発想に近いもんではないかというふうに私は言わざるを得ません。 そういう意味からも、ぜひ本請願を採択していただいて、埼玉県議会に次いで岡山県の笠岡市議会でも消費税値上げに反対、そして食料品非課税、この2点で合意ができたというふうにしていただきたいもんだということを願いつつ討論を終わります。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論を終結いたします。 これより請願第1号を採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり採択と決定いたしました。 次に、請願第2号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決定されました。 次に、請願第3号公的年金制度に関する意見書の提出を求める請願について、請願第4号国立病院・療養所の拡充強化のため賃金職員削減をやめ労使関係の正常化を求める意見書の提出に関する請願について及び請願第6号同和対策事業の早期完了と一般行政への移行を求め、「部落解放基本法」を内容とする「部落差別撤廃条例・宣言」の制定をしないことを求める請願についての3件を一括議題といたします。 この際、審査報告書を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本3件に対し、民生水道常任委員長の報告を求めます。 民生水道常任委員長、8番小山明正君。            〔民生水道常任委員長 小山明正君 登壇〕 ◆民生水道常任委員長(小山明正君) 去る3月11日の本会議におきまして、私ども民生水道常任委員会に付託されました請願第3号、請願第4号、請願第6号の3件につきまして、順次審査結果を御報告申し上げます。 審査のための委員会は、去る3月16日の午前9時30分から、委員会室におきまして全委員出席のもとに開催をいたしました。 審査に当たりましては、執行部から助役を初め担当部課長等の出席を願い、資料等の提供を受けながら慎重に審査をいたしたところでございます。もちろん、紹介議員から補足説明を受けたところでございます。そうして、その結果はお手元の審査報告書のとおり、3件とも多数意見をもちまして不採択とすることを適当と認めたものでございます。 それでは、審査経過を簡単に報告申し上げ、審査の御参考とさせていただきたいと存じます。 まず、請願第3号公的年金制度に関する意見書の提出を求める請願について申し上げます。 皆様御承知のように、去る3月11日に請願第14号最低保障年金制度の創設等を求める国への意見書の提出に関する請願が不採択となっておりまして、その理由はこれまた御記憶に新しいところでございます。請願第14号の審査に当たっては2回の審議を重ね、年金制度について慎重に討議したところであります。したがって、当然この審査経過や結果がベースとなって本請願の審査は行われたわけであります。 そこで、本請願第3号を不採択とした理由でありますが、13項目の請願事項のうち12項目までが財源の問題を切り離しては到底考えられない項目であり、さらに第1項目と第2項目は、年金制度の相互扶助の精神に反して不公平であることから、とても願意に沿えないとしたものであります。 さらに、本請願の要旨の最後のくだりに、「政府原案に反映されるように」との文面がありますが、政府原案は既にでき上がっておりまして、「政府原案に反映する」という願意にも、これまた沿いがたい状況であるという意見があったことを御参考までに申し添えておきます。 次に、請願第4号国立病院・療養所の拡充強化のため賃金職員削減をやめ労使関係の正常化を求める意見書の提出に関する請願について申し上げます。 本請願に対しましては、国立病院の公立病院としての使命は当然理解できるが、経営ということも決して無視できない、請願の内容は一方的視点に立っているという意見、あるいは国は国、県は県、市は市の中で計画をもって取り組んでいるので、請願によって外から文句をつけるべきものではないという意見があり、結果として不採択を適当とする意見が多数となったものであす。 最後に、請願第6号同和対策事業の早期完了と一般行政への移行を求め「部落解放基本法」を内容とする「部落差別撤廃条例・宣言」の制定をしないことを求める請願について申し上げます。 本請願につきましては、宣言や条例化をすることが差別の固定化につながるかどうかという点、あるいは宣言や条例化をさせないことが民主的と言えるかどうかなどの点について議論がありました。また、部落解放基本法に関連して、基本法の本質等についての議論もありました。 そうした議論があったわけでありますが、昭和60年6月14日に本請願に相反する請願、すなわち部落解放基本法の制定に関する請願が提出され、同年9月9日の本会議において採択されておることから、そのことを尊重するとした意見や、現に市の組織機構として同和対策課が設置されており、この請願を採択することは、こういったものを根底から見直さなければならないので唐突感があるというような御意見があり、結果として不採択となった次第でございます。 なお、以上3件の請願はすべて多数意見で不採択を適当といたしたところでありますが、いずれも1名の委員からは請願のとおりであり、ぜひ採択としてほしいという意見がありましたので、申し添えておきます。 以上、まことに簡単ではございますが、付託を受けました請願第3号、請願第4号及び請願第6号の審査経過並びに結果の報告を申し上げました。何とぞ御了承を賜り、本委員会の決定に御賛同くださいますようお願いを申し上げまして報告を終わります。(拍手) ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番。 ◆16番(酒井宏侑君) 請願3件とも採択としていただきたいのであります。 まず第1に、公的年金制度に関する意見書の提出でございますが、まず、今年金がどういう状況になっているかというのは皆さんも御承知だと思うんです。今の掛金を倍にする、しかも支給開始年齢を5歳引き延ばすいうふうなことが提案をされているわけであります。 細川内閣というのは生活大国にしていこうということをうたい文句で登場したわけです。それは、日本は経済大国と言われているんだが、生活小国というふうに外国から言われているわけです。そういう中で生活大国だということなんですが、おっとどっこい年金制度の改悪案が持ち出されてきたわけであります。 では一体年金の財源というのはどういうふうになってるか、財源問題があるわけですから、触れてみたいと思うんですが、社会保険庁が94年度末の積立金残高予定は厚生年金が104兆6,080億円、国民年金が6兆4,492億円、合わせて111兆573億円。つまり、今年度末には111兆円を超える年金の積立金を持つことになります。このお金というのは、年間の厚生年金と国民年金の給付額の五、六年分に相当するものであります。さらに、今後の政府が示した案でいきますと、西暦2060年には一体どうなるかといいますと、厚生年金が1,020兆円、国民年金が91兆円、合わせて1,111兆円、こういう積み立てになるわけです。ちなみに、ことしの政府予算というのは73兆円ですから、どのぐらい年金積立金が膨大な数字であるかということは御理解いただけると思うんです。 さて、そういうふうにした年金を積み立てている国が一体どこにあるかと。日本以外にないわけです。ただ問題になるのは、さらにこの年金積立金ということについて、本来国民の財産であるはずです。ところが、この財産について国民は何らくちばしが挟む余地がない。そういうことから、これらのお金がいわゆる財政投融資資金としてゼネコンを潤すいろいろな巨大プロジェクトに使われているわけです。今年度の計画でも7兆円を財投に回すというふうに言われております。瀬戸大橋が約1兆1,000億円ですから、財政投融資資金に瀬戸大橋7本分が財投資金にこういう年金が運用される。しかも低利のお金で運用されているというのが現在の実情なんです。これをやっぱり改めていくことが私は今求められているというふうに思います。 さらに、諸外国の例で申しますと、大体11カ国には最低保障年金という制度があります。オーストラリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ニュージーランド、アイルランド、ノルウェー、イギリス、オランダ、こういう国々はすべて最低保障年金制度が確立をされてるわけです。ヨーロッパでこういうふうなことができておるのに、我が国でそれができてない、しかも経済的には世界第2の経済力を持っている国だということになれば、当然我々の老後のことに関係するわけですが、年金制度を今こそ抜本的に見直していく必要があるんではないか。政府のような改悪案を許せばますます我々が望んでいる生活大国ではなくて、まさに生活小国のままに移行するんではないかというふうに言わざるを得ません。ぜひそういった意味からも本請願を採択にしていただきたいのであります。 さらに、請願第4号でありますが、国立病院・療養所の拡充強化を求めるためと、それから賃金職員の削減、これらをやめて労使関係の正常化を求める意見書提出についてもぜひ賛同していただきたいというふうに思うんです。 今厚生省では国立病院・療養所を削減していこうというふうな方針を打ち立っているようであります。国立病院、療養所、つまり国が責任を持って医療機関を持っていたのを、この任務を放棄しようという動きが出てきているわけです。そういう中から持ち出されたのが賃金職員──いわゆる看護婦さんが主流でありますが──の首を切るという事態に発展をしているわけです。これが実施されますと、当然のことながら現在の医療を、医療水準を維持することができない、そういうことから患者に対して十分なサービスができないということから、病院経営というのがやがては行き詰まって廃止に追い込まれるというふうなプログラムではなかろうかと思うんです。 そういうことが今強行されようとしているわけです。我々の周りにも一番近いところでは岡山県内では早島の療養所、さらにはお隣の福山の国立病院等があるわけです。つまり、これらは国が責任を持って国民に医療の責任を負うという立場で設立をされたもんであります。それをまさに任務を放棄しようとしていると言わざるを得ません。そういった中で私はぜひ、やはり設立の目的に合致して、現在、本来その賃金職員というのは正規職員として採用すべき立場であります。それをさらに首を切るというのはもってのほかということで、我々としても憤りを感じるものでありますし、またぜひ、私ども笠岡市にも市民に責任を負う病院として市民病院を持っているわけですが、政府が持っている国立病院も同等に国民に責任を持つ病院として存続をしていただくためにも、そして医療を充実していただくためにも、ぜひ本請願に賛同していただきたいのであります。 それから、請願第6号でありますが、まず部落解放基本法というのは一体どういうものなのかということで、私なりにお示ししたいと思うんですが、部落と部落住民を法的に半ば固定化して、部落解放同盟が差別と認定した行為を法的に規制し──我々も無法だと思うんですが──確認糾弾行為を合法化させ、同和の特権の利権と、半永久的に温存するためにこうしたものが持ち出されてきたわけであります。            (発言する者あり) よろしいです。 一種の私的制裁裁判、裁判的行為、同和問題解決の大きな阻害要因だと政府の地域改善対策協議会からさえ指摘をされている問題であります。したがって、このような部落解放基本法というのが中央政府で成立ができない、そういうことから地方の自治体にこれを条例、宣言として持ち込もうとしているのが今の実態であります。 もう少し触れてみたいと思うんですが、ことし1月に高知市で異常な事件が発生いたしました。同和地区出身者を差別誹謗する手紙が部落解放同盟高知市協議会に届いたわけです。大問題になりました。手紙の内容から市の職員のしわざと解放同盟はみなし、高知市当局に抗議をして、解放同盟はさらにことしの1月18日、400人を動員し、横山市長ら市の幹部を4時間も糾弾したのであります。ここで市側は真相の解明と人権条約の制定を約束をされてしまったわけでありますが、後でわかりましたことは、実はその職員というのは部落解放同盟を理解、またその助言を求めるという規約をうたったサークルをつくって非常に解放同盟に近い活動家であったということです。その活動家が勝手にこのような差別手紙を書いて出したということが判明いたしました。 何のために出したかというと、つまりはそういった条例を制定さすために一つの差別事件を自分が起こして、出したというのが実態であります。 これは大変な問題だというふうに思うんです。さらに、昨年秋には福岡県の小郡市で小郡中学校の学校長が自殺する事件が発生しております。生徒の発言をもとに部落解放同盟が公開学習会という名の糾弾会を開いて、同校長を厳しく糾弾した結果、ついに校長は自殺に追い込まれたというふうなことになってるわけです。 したがって、私は部落問題の解決というのは現在非常に前進をしております。しかも、地財特法の期限切れがもう目の前に迫っているわけですが、この期限切れ後もそれを継続させようということにほかならないと思うんですね。そういったことでは、本来の部落解放の目的が達成されるかというと、私は決してそうではない。あくまでも国民、市民の合意のもとにこの人権問題というのを解決するのが最も望ましいことであって、かって本市議会で同様の基本法制定の趣旨の請願が採択されたというふうに言われておりますが、それ以後の経過を見ていただいてもおわかりだと思うんです。中央でできないから地方へ持ち込もうとしている、そのようなことでは本来の部落問題の解決には私はならないと、このように断言をするものであります。ぜひそういったことをお酌み取りいただいて、部落差別撤廃条例・宣言の制定をぜひしないようにお願いをいたすものであります。 以上で私の討論を終わります。 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより請願第3号を起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決定されました。 次に、請願第4号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決定されました。 次に、請願第6号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(山本憲二君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり不採択と決定されました。 午後1時まで休憩いたします。            午前11時52分 休憩            午後1時01分 再開 ○議長(山本憲二君) 休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第3 議案第47号 市道路線の認定について ○議長(山本憲二君) 日程第3、議案第47号市道路線の認定についてを議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 市長からの提案理由の説明を求めます。 高木助役。            〔助役 高木直矢君 登壇〕 ◎助役(高木直矢君) ただいま上程いただきました議案第47号市道路線の認定について御説明を申し上げます。 市道路線の認定、廃止及び変更につきましては、3月11日に議決をいただいたところでございますが、今回市道路線の認定をお願いいたしておりますものは、井原東大戸線の認定についてでございます。 この路線でございますが、47-3ページに路線図を添付いたしておりますとおり、起点が笠岡市東大戸字東六道3314番地から、井原市を通過して終点が笠岡市東大戸字北の新池5074番地の2に至る道路幅員8メートルの延長1,400メートルでございます。 当路線は笠岡市と井原市の両市にまたがりますので、道路法第8条第3項及び第4項の規定に基づきまして、3月16日開催の井原市の3月定例会で議決を経て、井原市長の承諾が得られましたことに伴いまして路線の認定をお願いいたしております。 今回の認定により、市道は総路線数7,016路線、総延長157万6,072.8メートルとなるものでございます。 以上、簡単に御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第47号は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第47号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第4 議案第48号 公有水面埋立ての同意について ○議長(山本憲二君) 日程第4、議案第48号公有水面埋立ての同意についてを議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 市長からの提案理由の説明を求めます。 高木助役。            〔助役 高木直矢君 登壇〕 ◎助役(高木直矢君) ただいま上程いただきました議案第48号公有水面埋立ての同意について、その概要を御説明申し上げます。 このたび公有水面埋め立ての同意をお願いいたしておりますものは、第9次漁港整備長期計画、これは平成6年から平成11年に基づく白石島漁港改修事業により岡山県が漁港整備を行うものでございます。これは、現在の漁港が漁業活動と一般交通のための連絡船、フェリー等で港内が込み合い危険性が高く、漁業活動に支障を来たしていることから、新たに漁業基地を建設し、漁業の拡大を図るため新たに用地を確保しようとするものでございます。 次に、埋め立て場所でございますが、参考として48-4ページに図面を添付いたしておりますとおり、岡山県管理白石島漁港の東の端でございまして、笠岡市白石島字上浦3035番地から同所3171番地に至る地先公有水面でございます。 埋立面積は約3万9,160平方メートルで、利用計画としましては野積み場用地1,080平方メートル、荷さばき所用地2,800平方メートル、養殖用作業施設用地6,610平方メートル、水産種苗生産施設用地620平方メートル、漁具保管修理施設用地4,110平方メートル、漁船保管施設用地820平方メートル、船揚げ場用地580平方メートル、加工場用地5,050平方メートル、漁港環境施設用地2,830平方メートル、緑地4,840平方メートル、道路用地5,900平方メートル、荷揚げ場用地2,020平方メートル、護岸用地670平方メートル、公用・公共用施設用地1,230平方メートルでございます。 なお、埋立申請に当たりましては、岡山県において関係の漁業協同組合等の埋め立て同意をいただいております。 工期といたしましては、平成6年度から6カ年で施行する予定でございます。 また、総事業費は13億7,110万円を予定いたしております。 以上、簡単に御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 25番。            〔25番 原田梁作君 登壇〕 ◆25番(原田梁作君) ただいま御上程をいただいております議案第48号でございますけれども、ただいま助役の方から提案理由の説明をいただいたわけでございますけれども、答弁につきましては、むしろ建設部長の方からいただくのが適切ではないかと思うわけでございますので、その辺よろしくお伺いいたします。 簡単にお伺いいたしますが、このことにつきましては御承知の、いわゆる県管理の漁港でございます。したがいまして、事業主体は岡山県でございます。あまじ突っ込んだ質問もどうかと思いますけれども、このことにつきまして私が承知する限りでは、漁港整備事業におきまして、特に埋立計画の諮問につきまして初めて図示されておりますように、黄色い図柄、土地利用計画の中で公用・公共用施設用地1,230平米というものが図示されております。このことにつきましては、当然事業主体が岡山県でございますだけに、行政サイド、いわゆる岡山県当局でこういうふうなことに配慮をいただいたのか、あるいは関係地元漁協においてこういうふうな要望のもとに一千二百三十何がしの公共用地というふうなものを図面の中で取り入れていただくようなことに相なったのか。 聞くところによりますと、この黄色く図示されておるところは国の国費の補助対象外とも承っております。したがいまして、完成後、でき上がり後の背後地の整備、あるいは格好づけと言っては語弊があろうかと思うわけでございますけれども、この3点についてまずお伺いをいたします。 特に、本事業につきましては、第8次の漁港整備計画においてもはや部分的には着工をいただいておるわけでございまして、引き続き第9次の漁港整備計画に平成6年からただいま提案理由の御説明にございましたように、平成11年まで、約13億7,000万円をかけてやっていこうということのようでございまして、廃れゆく内海漁業にとりましては非常に大きな明るい希望を抱くものでございますけれども、ただいま質問をいたします公用・公共用地というものが、新しくこの埋め立て諮問で取り上げられたということにつきましては、関係するやはり漁業民以外に大きな関心事でもございますので、その辺について適切な御答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山本憲二君) 松枝建設部長。            〔建設部長 松枝保夫君 登壇〕 ◎建設部長(松枝保夫君) 原田議員さんの御質問にお答えいたします。 地元要望によってこの公用・公共用地ができたのかというお尋ねでございますが、もちろん地元漁業者あるいは我々市役所等でお話をしまして、この公共用地を造成するようにお願いしたものでございます。 これは利用計画上で申し上げますと、全体3万9,000幾らの面積につきまして、県の埋立審査委員会に諮りまして、漁業者が専門に利用するというのが基本でございます。しかしながら、ここに掲げております公用・公共用地ということになりますと、どう言いますか、出張所あるいは漁業者の研修所等々利用ができるのではなかろうかというふうに考えておりまして、この施設名称そのものがかなり拡大した名称になっておるのではなかろうかというふうに考えております。 それから、地元背後の利用については先ほど申し上げたようなことになろうかと思うわけでございますが、今後この利用につきまして地元で利用するということにつきまして、漁業組合が主体になるのか、あるいは県の港湾課等々、笠岡市と協議してこの利用計画の使用方法等については今後協議をしてまいりたいというふうに考えております。 以上ではなかろうかと思いますが。 ○議長(山本憲二君) 25番。 ◆25番(原田梁作君) 重ねてちょっと。ただいまの部長の説明で了とするものでございますけれども、そういたしますと、造成事業の進捗に伴いまして工事が進んで完成次元では、やはり県港湾課、あるいは笠岡市、あるいは地元、こういうふうな3者の協議によって、文字に示されておりますとおり、漁業専用でなくして公用、公のために用いるというふうな格好のものを3者の協議によってそういうふうな地域に有益するような施設に利用してもいいというふうに解釈してよろしいですか。            〔建設部長 松枝保夫君 登壇〕 ◎建設部長(松枝保夫君) 県と相談した結果、今おっしゃられましたように、3者で協議をして、利用等について利用していただくということになろうかと思います。 ○議長(山本憲二君) いいですか。 ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第48号は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 25番。 ◆25番(原田梁作君) ただいま当局の方から非常に適切な、しかも地域にとりましては画期的な御答弁をいただいたわけでございまして、むしろ感謝いたしたいわけでございまして、やはりこれはまだ6カ年先というふうなことにはなるわけでございますけれども、やはり今後の動静なり、あるいは完成後の利用につきましては、今後ともよろしく地域のために活用できますことをお願いをいたしまして、本案に同意することを賛成いたします。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第48号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第5 議案第49号 岡山県笠岡市・矢掛町中学校組合規約の変更について      議案第50号 岡山県西部地区養護老人ホーム組合規約の変更について      議案第51号 岡山県西部環境整備施設組合規約の変更について      議案第52号 笠岡地区消防組合規約の変更について      議案第53号 岡山県西南水道企業団規約の変更について      議案第54号 岡山県西部衛生施設組合規約の変更について ○議長(山本憲二君) 日程第5、議案第49号岡山県笠岡市・矢掛町中学校組合規約の変更についてから、議案第54号岡山県西部衛生施設組合規約の変更についてまでの6議案を一括議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 市長からの提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。            〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました議案第49号岡山県笠岡市・矢掛町中学校組合規約の変更についてから、議案第54号岡山西部衛生施設組合規約の変更についてまでの6議案につきまして、簡単に御説明申し上げます。 このたびの一部事務組合規約の変更につきましては、提案理由にもございますように、議案第49号岡山県笠岡市・矢掛町中学校組合規約の変更についてから、議案第54号岡山県西部衛生施設組合規約の変更についての6議案につきましては、地方自治法の一部が改正されたこと等に伴い、所要の変更をしようとするものでございます。 変更内容につきましては、参考として49-4ページ、50-3ページ、51-3ページ、52-3ページ、53-3ページ、54-3ページに変更の要点を添付いたしておりますように、平成3年4月に地方自治法の一部が改正され、監査委員の選任について、「知識経験を有する者」を「識見を有する者」に変更することに伴う所要の変更でございます。 また、議案第54号岡山県西部衛生施設組合規約の変更については、組合規約第5条に規定いたしております事務所の位置を笠岡市平成町100番地に変更するものでございます。 なお、この一部事務組合の規約の変更につきましては、皆様御承知のとおり関係地方公共団体の議会の議決を経て県知事の許可を受けることとなっております。 以上、6議案につきまして簡単に御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております6議案は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、6議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第49号から議案第54号までの6議案を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 6議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、6議案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第6 議案第55号 工事請負契約の締結について(市立今井小学校校舎改築工事)      議案第56号 工事請負契約の締結について(宮地川雨水渠築造工事) ○議長(山本憲二君) 日程第6、議案第55号工事請負契約の締結について及び議案第56号工事請負契約の締結についての2議案を一括議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 市長からの提案理由の説明を求めます。 高木助役。            〔助役 高木直矢君 登壇〕 ◎助役(高木直矢君) ただいま上程いただきました議案第55号市立今井小学校校舎改築工事の工事請負契約の締結について御説明申し上げます。 この工事は、昭和32年に建設し、老朽化が著しい木造校舎を国の総合経済対策に基づく国庫補助事業、平成5年度、平成6年度継続事業として、鉄筋コンクリートづくり3階建て、延べ面積896平方メートルの校舎及びコンクリートブロックづくり平家建ての倉庫1棟、29平方メートルを建設しようとするものでございます。 教室は普通教室6室、合同授業や児童たちの憩いの場などとして多目的に活用できるワークスペース等4室、その他玄関、放送室等の建設を計画するものでございます。 なお、建設位置につきましては、55-3ページに添付いたしております参考図の黒く塗っている場所でございます。 本工事の建設につきましては、去る3月18日に11業者により指名競争入札を行いました結果、小堀建設株式会社が2億4,720万円で落札いたしたもので、同社と契約を締結しようとするものでございます。 なお、参考までに指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、株式会社荒木組、小堀建設株式会社、大和建設株式会社、同和工営株式会社、日産建設株式会社、日本鋼管株式会社、蜂谷工業株式会社、有限会社藤井建設、富士建設株式会社、有限会社松建住宅、株式会社吉本組の11業者でございます。 続きまして、議案第56号工事請負契約の締結についての宮地川雨水渠築造工事につきまして御説明申し上げます。 この工事は、本定例会におきまして議案第28号平成5年度下水道特別事業会計補正予算(第5号)の提案理由で申し上げておりますように、平成5年度の国庫補助の割り当てにより施行する工事でございます。 本工事の施行位置、延長、断面等は参考までに56-3ページから56-6ページに添付いたしております。 工事の内容につきましては、笠岡市公共下水道事業計画富岡排水区内宮地川雨水幹線の未整備区間で、十一番町総合卸市場付近から堤防沿いに笠岡雨水ポンプ場までの間におきまして、幅5メートル、高さ2メートルの3面張り水路を延長約340メートル築造するものでございます。 この宮地川雨水幹線は、宮地・伏越・番町地区の雨水を収容し、笠岡ポンプ場へと導くものでございますが、現在本工事区間は遊水地となっており、十一番町緑道整備事業に先立ち、雨水渠として整備を行うものでございます。 雨水渠築造の方法といたしましては、地盤が軟弱でありますので、まず表層を汚泥固化工法により地盤改良を行いまして、次に水路を支持いたしますコンクリートぐいを打ち込み、鉄筋コンクリート水路を築造するものでございます。 以上のような設計の内容により、去る3月18日に入札を行いましたところ、2億1,733万円で株式会社吉本組が落札したものでございます。 参考までに入札参加業者を申し上げますと、天野産業株式会社、株式会社荒木組、大野建設株式会社、株式会社岡組、加藤組、株式会社北木建設、株式会社大一建設、株式会社枡平組、三井建設株式会社、株式会社山本組、株式会社吉本組の11業者でございます。 以上、2議案につきまして簡単に御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第55号及び議案第56号の2議案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、両案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第55号及び議案第56号の2議案を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 両案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、両案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第7 議案第57号 笠岡市国営笠岡湾干拓事業負担金徴収条例の一部を改正する条例について ○議長(山本憲二君) 日程第7、議案第57号笠岡市国営笠岡湾干拓事業負担金徴収条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 市長からの提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。            〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました議案第57号笠岡市国営笠岡湾干拓事業負担金徴収条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 国営笠岡湾干拓事業の農家等の負担金は土地改良法等に準じ、本市の条例を定めておるところでございます。この条例に基づきまして平成2年度から負担金を徴収しており、その徴収の方法は支払い期間25年、うち3年間は元金据え置き、年利率6.5%の元利均等年賦支払いの方法と、条例第4条第1項のただし書きにより、全部または一部につき一時支払いの方法ができるものとしているところでございます。 しかし、一時支払いにつきましては事業の財源として財政投融資資金からの借入金を投入しておりますことから、国はこれを認めておりませんので、農家等から一時支払いの申し出を受けた場合、その取り扱いについては国が認めた場合に限り一時支払いができることの説明が必要となり、農家等にわかりにくい結果となっております。一時支払いにつきましては、昨年度の3億円に続きまして、本年度についても3月補正予算におきまして24億円を計上し、議決いただいたところでございますか、いずれも地元の要望により国が認めた結果、支払いが可能となったものでございます。 今後におきましても、農家等の一時支払いの申し出は当然予想されるわけでございまして、このたび条例の改正をお願いし、一時支払いの方法をより明確にしようとするものでございます。 内容につきましては参考として57-3ページに改正の要点を添付いたしておりますように、第4条ただし書き中「支払わせるものとする」を「支払わせることができる」に改める。第4条に「第1項の一時支払いは国及び県の当該機関が認めた場合に限り支払わせることができる」という1項を加えるものででございます。 以上、簡単に御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第57号は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番。 ◆16番(酒井宏侑君) 自席で失礼をいたします。 一時払いということで、特に供託ということをやられたことで、今後この条例のままでもし供託をされると市としても大変困るということから、今回の条例制定に及んだと思うんです。 ところで、笠岡市の条例と、それから岡山県の県条例も同様のものがあるわけです。これは岡山県国営土地改良事業負担金徴収条例というのがあって。ところが、市が一時払いに県や国がふんと言わなんだら、これは受け取るわけにまいりませんというのをここで設けるんですが、県の方の条例は改正されてないわけですね。厳密に言うとちょっと問題があるんではないかというふうに私は思って、当初反対の立場をとらんといけんかなというふうに思ったわけです。それはとりもなおさず農民の利益を守っていくという立場からでごさいました。 しかしまあ、とはいえもし計画をされても、結局市が困るだけだろうということもあり、やむなく賛成をいたすもんでありますが、今後金融事情がどういうふうに変化かをするかもわかりません。現在3%時代というふうに言われておりますが、それがさらに低利になってくると、ここで24億円一括払いをされてるわけですが、さらに将来低金利になると、わしもひとつ繰上償還したいという方が当然出てくるだろうと思うんですが、その際には条例がこうだからということで単に門前払いを食わすというんじゃなくて、それなりの提案理由の説明がございましたが、私は最大限やっぱり努力していただいて、そのような、希望に沿うようなことを、今後どういう時代になるかわかりませんが、かえって高金利時代になればその逆の現象ができるわけなんですが、いろんなことが予測される中で、できるだけ入植されて、若い大地に希望を燃やしておられる方の意思というのを尊重していくという立場で運用を図っていただきたいということを要望いたしまして、本案に賛成するものであります。 ○議長(山本憲二君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより議案第57号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第8 発議第2号 地方バス生活路線の維持確保に関する意見書について ○議長(山本憲二君) 日程第8、発議第2号地方バス生活路線の維持確保に関する意見書についてを議題といたします。 この際、議案を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 本発議について13番三好孝一君から提案理由の説明を求めます。 13番。            〔13番 三好孝一君 登壇〕 ◆13番(三好孝一君) ただいま上程いただきました発議第2号地方バス生活路線の維持確保に関する意見書(案)の提案説明を簡単に申し上げます。 本意見書案につきましては、先ほどの請願の審査結果報告、あるいはただいま事務局が読み上げました意見書(案)のとおりでございまして、殊さら御説明申し上げることはないと考えるわけでございますが、この問題は地域住民に深くかかわり合いがあるわけでございまして、唯一交通手段として利用されている住民にとられましては、この路線バスの休止、廃止が日常生活に大きな影響を及ぼすことは論をまちません。 バス運行業者にとりましても、公共交通機関としての使命は自覚しながらも、過疎化、マイカーの普及等に伴う利用者の減は会社経営の根幹に触れる部分になるわけでありまして、合理化の対象にすることは予測されるところであります。 しかしながら、今後ますます高齢化社会の進む中で、公共交通機関としてのバスの果たす役割は極めて大きくなってくると思われるのでございまして、地域住民の足としてのバス路線の維持確保は重要なことでございます。このため、運行が続けられるよう現行補助制度の一層の拡充強化を求めているものでありまして、どうか我々の意のあるところをお酌み取りいただきまして、本意見書(案)に御賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上、まことに簡単でございますが、提案理由の説明にかえさせていただきます。 ○議長(山本憲二君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第2号は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 討論を終結いたします。 これより発議第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第9 請願の取り下げ ○議長(山本憲二君) 日程第9、請願の取り下げについてを議題といたします。 この際、職員に請願の取り下げ書を朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております請願の取り下げについては、これを承認することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、請願の取り下げについては、これを承認することに決定しました。          ────────────────────── △日程第10 請願第7号 小選挙区制に反対する請願について ○議長(山本憲二君) 日程第10、請願の上程を行います。 これより請願第7号小選挙区制に反対する請願についてを議題といたします。 この際、請願文書表を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) 請願文書表のとおり、請願第7号は総務文教常任委員会に付託いたします。 次に、お諮りいたします。 本件は閉会中の継続審査といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。          ────────────────────── △日程第11 常任委員会の閉会中の継続審査の申し出について ○議長(山本憲二君) 日程第11、常任委員会の閉会中の継続審査の申し出についてを議題といたします。 総務文教常任委員会において審査中の事件について、委員長から会議規則第68条の3の規定により、お手元に配付いたしました一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。 この際、閉会中の継続審査事件一覧表を職員に朗読させます。            〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(山本憲二君) お諮りいたします。 申し出書のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。          ────────────────────── △日程第12 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について ○議長(山本憲二君) 日程第12、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 各常任委員会及び議会運営委員会において調査中の事件について、各委員長から会議規則第68条の3の規定により、お手元に配付いたしました一覧表のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。 申し出書のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本憲二君) 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 以上で、今期定例会の議事はすべて終了いたしました。 市長からあいさつの申し出がありますので、許可いたします。            〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 議員の皆様に一言お礼を兼ねまして、ごあいさつを申し上げます。 去る3月7日から本日まで18日間にわたって開会されました本会議におきまして、議員の皆様方には本会議並びに各委員会を通じて慎重審議を煩わせまして、連日にわたる御苦労に対しまして衷心より敬意と感謝を表する次第でございます。 おかげをもちまして、平成6年度予算を初め各種重要案件を議案どおり可決賜りましたことに対しまして重ねて厚くお礼を申し上げる次第であります。 本日成立を見ました平成6年度予算によりまして、市政各般にわたり所期の施策を推進し、市政の一層の伸張と市民生活の向上発展に寄与してまいりたいと、かように念願いたしておるものでございます。 なお、会期中議員の皆様方から賜りました御意見、御要望につきましては十分これを尊重し、検討いたしまして御要望に沿うべく努力いたしたいと存じております。 いよいよ陽春の候となり、議員皆様方には御多忙のことと存ずるわけでございますが、何とぞ御健康で市民福祉向上のためになお一層御活躍いただきますようお礼申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたす次第でございます。大変きょうはありがとうごさいました。お世話になりました。 ○議長(山本憲二君) 7日から本日までの18日間にわたり、終始熱心な御審議をいただき、予定どおりここに無事閉会を迎えることができました。御協力に対して厚く御礼を申し上げます。 これをもちまして平成6年第2回笠岡市議会定例会を閉会いたします。            午後1時52分 閉会   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    平成 年 月 日            笠岡市議会議長            笠岡市議会議員            笠岡市議会議員...